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眼を細めて見ると見える!?
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
さて、今日は眼を細めて見る習慣についてです。
私、アイドルのライブを見に行くのが趣味なんですが、歌って踊ってる時は普通だけど、客席の方を見ながらお話しするときなんかにいっつも眼を細めてる子がいて、あれ?コンタクトしてないのかな?度数が合ってないのかな?って気になっちゃうんです。
おうちでもお子さんが眼を細めてテレビを見ていたら、度数測って眼鏡作り直した方が良いのかな?って思いますよね。
そもそも、見づらいとなんで眼を細めるのか?
正視、つまり屈折異常のないいわゆる眼が良い人や、眼鏡を正しい度数で掛けている人は、眼から入ってきた像を映すスクリーン・網膜できれいに映すことではっきり見えます。
一方近視の人は、眼から入ってきた像が網膜の手前で焦点を結ぶため、網膜にはボケた像が映ってしまうんです。
近視の人が眼を細めると、眼から入る光の束が細くなり、焦点深度が深くなり、手前に結んでいた焦点が網膜へ近づきやすくなり、網膜に映る像のボケが減り、見やすくなったと感じるのです。
カメラの絞りを調節してピントを合わせるのと同じです。
ただ、やはり眼を細めていないのは見えないから眼を細めているわけですし、眼を細めて出た視力は本来の視力とは評価できません。
なるべく早く正しい度数に眼鏡を調整するべきです。
また、視力回復を謳った真っ黒なサングラスに小さな穴が開いたピンホールメガネも同じ原理です。
これも一時的に見やすくなったとは感じますが、近視を治してくれるものではないので、常用はおすすめしません。
目元は隠せるけど周囲の状況は確認できるので飛行機内でひと眠りする時なんかには使えそう…?
忍者屋敷に行った時に忍者さんに「忍者は暗い場所にかくれて小さい隙間から外の様子を確認する、小さい隙間でもよく見える、明るい場所から暗い場所は見えないので忍者がいてもばれない」と言ってましたね。古くから忍者もピンホールの原理を知っていたのでしょう。