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日本と違う?海外の視力表
こんにちは。よしかわや眼鏡舗の大岡です。
私は趣味で中国語を勉強しているのですが(とはいえまだまだ初心者です)、先日中国語の文章問題で、
幼稚園の頃の視力は5.1だった。
読書をしたり、テレビやパソコンを見たことで、
今の視力は4.1、4.2になってしまった。
というものがありました。
えっ、、、5.1や4.1ってどんな視力?
そんな視力あるの?めちゃくちゃ見えてるの?
とびっくりしたので少し調べてみました。
私たち日本人が見慣れている視力表といえば、画像真ん中のアルファベットのCの形をした視力表ですよね。
このCの視標をランドルト環と呼んでいます。
ランドルト環は外直径7.5㎜、太さ1.5㎜、切目の幅1.5㎜の物が5m離れた距離から判別出来れば視力1.0となります。
この指標が半分の距離2.5mから見えれば視力は0.5。
視標のサイズが10倍のものを5mの距離から見えれば視力は0.1。
視標のサイズが1/2のものを5mの距離から見えれば視力は2.0。
といった具合に距離や大きさを変えることで視力を計算することができます。
またひらがなやカタカナの視力表もなじみ深いですね。
画像左のアルファベットの視力表はスネレン視標と呼ばれ、主に欧米で使用されています。
6m(20フィート)離れて検査し、20フィートから見えるべき指標が20フィートの距離で見えれば20/20=1.0と、分数を割り算してあげれば見慣れた小数点の視力に換算できます。
画像右のEチャートはアメリカや中国で使われているようです。
中国での視力5.1は1.2、5.0は1.0、4.9は0.8、…(途中省略)…4.2は0.15、4.1は0.12、4.0は0.1となるそうです。
つまり私が読んだ中国語の文章は
幼稚園の頃1.2だった視力が、0.12、0.15になってしまったということなんですね。
ただどのような原理でこのように表記されるのか調べても見つかりませんでしたので、ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひ教えていただきたいです!
また中国人の方が眼鏡を作りに来られると、度数を300や450と言うのが不思議だったのですが、これは-3.00や-4.50のことで、中国では近視を意味するマイナスを取って×100して度数を表しているようです。
国によって視力表も度数の表記も違うのは興味深いですね。
外国の眼鏡事情は私もよく知らないので、またいつか機会があれば、海外で視力検査や眼鏡の作成をしてみたいなと思いました。