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眼鏡のサイズの見方
こんにちは。
皆さんはご自分の眼鏡のつる(テンプル)の内側を見たことがありますか?
実はつるの内側にはフレームの情報がたくさん書かれています。
メーカーによって書いている内容の有無は多少違いますが、主に書かれているのは、
ブランド名・品番・カラー・サイズ・素材・生産地・ロット番号
です。普段なにげなく掛けている眼鏡ですが、内側を見るだけで色んな事が知れちゃうんです。
そして、フレームの内側に書かれたサイズを見れば、フレームを選ぶときの参考にもなります。
今日はこの眼鏡のサイズ表記の見方を解説します!
たとえばこの写真上の眼鏡。サイズは「47□20 144」と書かれています。
これは「レンズの最大径□鼻幅 テンプルの長さ」を意味しています。
つまり、レンズの大きさが47ミリ、鼻幅が20ミリ、横のつるの長さが144ミリ、ということなんです。
じゃあ顔の小さい人はレンズの最大径の小さいものを、顔の大きい人はレンズの最大径の大きなものを、選べば良いのか、というと必ずしもそうではありません。
レンズの形が四角いものか丸いものかによっても、サイズの傾向は変わってきます。
横長の四角い角のあるフレームだと男性用フレームでレンズ径52~54・鼻幅16~18のものが多いです。
丸い形やボストン型のフレームですとレンズ径47~49、鼻幅19~22のものが多く、また男女兼用で掛けられるものが多いです。
そこで眼鏡を選ぶ際に参考にしてもらいたいのが「レンズ最大径+鼻幅」の値です。あとはご自身の「瞳孔間距離(PD)」を知っておく必要があります。
瞳孔間距離(PD)とは右眼と左眼の間の距離が何ミリあるか、というもので、顔のパーツが真ん中にギュッと集まっている方はPDが小さく、眼のパーツが外側についている方はPDが大きいと言えます。
男性の平均は63~64ミリ、女性の平均は61~62ミリぐらいかと思います。
眼鏡を選ぶ時に「レンズ最大径+鼻幅<PD」にならないように気を付けると黒目の位置がちょうど良い場所に来ます。
つまり、「レンズ最大径+鼻幅≧PD」の眼鏡を選べば、黒目の位置がレンズの真ん中、もしくはやや内側に来るのでバランスが良いです。 「レンズ最大径+鼻幅<PD」 になってしまうと黒目の位置がレンズの中心より外側に来るため、眼と眼が離れて見えてしまいます。
なのでこの画像の眼鏡は2本ともPDが標準的な方にはちょうど良いですし、例えばPDが70くらいの大きな方にはバランスが悪くなってしまいます。
またPDが55くらいの極端に小さい方も 「レンズ最大径+鼻幅>>PD」となってしまい、黒目が寄って見えてしまうのでおすすめできません。
あとはテンプルの長さです。テンプルの長さが合っていないと掛け具合をしっかり合わせられず、痛くなる、ゆるくなる原因にもなりえます。
曲げ位置を調整することで改善出来ますが、中には調整ができない眼鏡もありますので、これは実際に掛けてテンプルが長すぎたり短すぎたりしないか見ると良いかと思います。
意外と知らない眼鏡のサイズの読み方。知っているとフレーム選びの手助けにもなります。もちろん、私どもも眼鏡を買う際のお手伝いをさせていただきますので、サイズだけにとらわれず、似合う眼鏡を一緒に選びましょう。