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スマホの見過ぎで斜視になる!?

こんにちは、よしかわや眼鏡舗です。
スマホやゲームなど長時間近くを見続けると眼が悪くなる、ってよく言いますが、実は視力低下だけではなく、斜視になってしまう可能性もあることをご存知でしょうか?
「スマホ急性内斜視」とも呼ばれ、特に若い世代で増えているようです。

内斜視とは片方の眼が内側に寄ってしまう状態をいいます。下の画像では左が正常な眼、右が内斜視の眼です。

近くを見る時には両眼を内側に寄せて見るのですが、長時間スマホやゲームをすることで寄り眼の状態が長く続くと、遠くを見る時に両眼を外側に向けることが苦手になってしまいます。
そのため急性スマホ内斜視では遠くを見る時に片方の眼が違う方向を向いているため、物が2重に見える複視を引き起こします。

さらに、複視をそのままにしておくと、内側に寄った斜視眼が見るのをやめてしまい、ダブりはなくなるのですが、正常な眼でしか見れなくなってしまいます。両眼開けているのに内側に寄った斜視眼は使っていないのです。
片眼しか使わなくなると立体視ができなくなり、物を立体的に見たり、距離感を掴むことが苦手になります。

このスマホ急性内斜視を改善・予防するためには、やはりスマホやゲームの時間を減らすこと、近づきすぎず離れて見ること、長時間見た後は眼を休めることです。
スマホやゲームなど室内で画面を見て過ごすことが増えた現代、眼以外にも若い世代の運動能力低下やアレルギーを持つ人の増加など色々なことが言われていますので、屋外で楽しめることを見つけたいものですね。

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