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鼻パッドによる掛け具合の違い

こんにちは。
今日は眼鏡の鼻パッド(鼻あて)についてのお話です。
眼鏡のフィッティングでのお悩みで、鼻あてが合わず下がりやすかったり、痛くなったり、跡が残ってしまったり、と鼻にまつわるお悩みが多いかなと思います。
眼鏡を選ぶ時に、パッドの種類をしっかり見て選ぶ方も多いな、という印象です。
今回はパッドの種類による特徴を紹介します。

こちらの画像はすべて鼻あての種類が違うものです。上から、
①ハードパッド(プラスチック)
②ソフトパッド(シリコン)
③フレームと一体型のクリアパッド
他にもパッドの素材は様々ありますが、大半の眼鏡がこの3つに分類されます。

①ハードと②ソフトはクリングスと呼ばれる金属の脚がついており、専用の工具を使って、クリングスを動かすことで向きや高さを変えて、鼻にフィットするように調整します。
一方、③はクリングスがないため基本的にはそのまま掛けることになります。
そのため、③の一体型は鼻幅やパッドの高さが合っていないものを選んでしまうと、フィットしなかったり、まつ毛が当たってしまったりするので、試着時に確認が必要です。
クリングスタイプだとぶつけたりすると細い金属部分が曲がったり折れたりする可能性もあるので、球技をしている方なんかですとあえて③一体型を選ぶこともあります。

そして①ハードと②ソフトは見た目はそっくりですが、素材が違います。
①ハードはプラスチックでできており、つるっとした手触り。②ソフトはシリコン製で肌に吸い付くような密着感があります。
汗で眼鏡がすべって下がりやすいという方やまだ鼻筋がしっかりしていないお子様にはシリコンタイプの方がしっかり留まってくれる感じがするかと思います。
シリコンタイプのデメリットとしては密着感が高いために跡が残りやすかったり、汚れも付着しやすかったり、汗を吸いやすいことです。女性の方ですと、ファンデーションがパッドについてしまう、なんてこともあります。そのため、①ハードと比べて、交換頻度は多くなりそうです。

お手入れについてですが、③一体型はレンズを洗って拭き上げる時に一緒にお手入れできるので、汚れも落とせます。皮脂が付着したままだったり、フレームの経年劣化でパッド部分も白っぽくなってしまうことがあります。
①と②のクリングスタイプはパッドと金属の間に汚れがたまりやすく、それが蓄積することで緑しょうになったり、パッド自体も汗を吸って黄ばんでくることがあるので、パッドは消耗品と考えてその都度交換していくのが良いでしょう。


それぞれ一長一短ある眼鏡の鼻パッド。眼鏡歴の長い方ならこだわりもあると思います。お一人お一人の鼻の骨格の違いでもおすすめの物は変わってきます。
眼鏡を選ぶ時にデザインだけでなく、パッドもよく見てみると、掛け心地の違いも実感してもらえると思いますので、ぜひ参考になれば幸いです。

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