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眼鏡っていつ誕生したの?

こんにちは。早いものでもう9月もあと少し。10月といえば
10月1日 メガネの日
10月10日 目の愛護デー
10月1日~10日 眼とメガネの旬間
10月1日~31日 目の愛護月間
とメガネに関する記念日がたくさんあります。

眼鏡って普段私たちは当たり前のように掛けてますが、そういえば歴史上の人物を見るとみんな眼鏡をしていない。明治時代・大正時代になってやっと眼鏡をかけた偉人たちが登場していたような気がします。

では眼鏡はいつ誕生したのでしょうか?

歴史を辿ると11世紀ごろには、「レンズで視力を補助できる可能性がある」とアラビアの学者・アルハーゼンが発表したそうです。
しかし、この頃にはまだ眼鏡という形はなく、その後13世紀になってガラス技術の発達していたイタリアで初めて眼鏡が誕生したと言われています。
当時の眼鏡は今のような耳にかけるものではなく、動物の骨や木にレンズをはめ込んだものを、手に持って見ていたようです。
そこから眼鏡は鼻に挟んで乗せるタイプ、耳にひもをひっかけるタイプとどんどん進化をしていくのです。

眼鏡が日本にやってきたのは16世紀、フランシスコ・ザビエルが持ってきたと言われています。
その後、当時珍しかった眼鏡を愛用したのが徳川家康で、晩年使用した手持ちの鼻眼鏡は現存しているようです。

江戸時代には眼鏡は高級品でしたが、19世紀後半にレンズの国内生産が始まり、20世紀に入ってから眼鏡の産地・鯖江で眼鏡が作られるようになり、明治・大正以降ようやく一般的に眼鏡を掛けるようになったのです。

レンズで視力を補正するという考えは1000年も前からあったのに、人々が当たり前に眼鏡を掛けて見えるという時代になったのは、まだわずか150年ほどなんですね。
掛け心地の良さや、レンズの見え方の自然さなど、これからもさらなる進化をしていくのが楽しみです。

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