視線のずれで目が疲れる！？

眼鏡はよく見えてるけど眼が疲れる、なんてことはありませんか。
長時間眼を使う作業や、ブルーライトなど眼の疲れの原因はさまざまですが、原因のひとつに斜位が挙げられます。

斜位というと、よく斜視と思ってらっしゃる方も多いのですが、このふたつは似てるようで別物なんです。
斜視は顕在的な視線のずれで、右眼と左眼の視線がずれていることが他の人から見て分かる状態です。物を見ていても片目は違う方を向いていたりします。
斜位は潜在的な視線のずれで、見た目では視線のずれは分かりませんが、視線のずれが大きいと眼が疲れやすかったり、物が二重に見えることがあります。

ご自身でできる簡易的な斜位の測定方法です。
手を伸ばして鉛筆など視標となるものを持ちます。
芯の先を見て右眼と左眼、片目ずつ交互に見ます。
すると、鉛筆の位置は右眼と左眼で多少ずれて見えることがあると思います。このずれが斜位です。

左右に少しずれる程度であれば、像を一つで見ようとするのにあまり問題にはなりません。
ただし、この左右のずれの量が大きかったり上下のずれがあったりすると、右眼と左眼の像を一つに重ねて見るのに限界が来ると、眼が疲れたり、ひどいと見ているものが二重にだぶったりします。

これはあくまでも簡易的な検査ですので、当店の視力検査でより詳しくお調べすることができます。
さらに必要であれば斜位は眼のトレーニングやプリズムというレンズで改善することができます。
なかなか自分では気づくことができない斜位による眼の疲れ。眼鏡って見にくくなったら新調するイメージかもしれませんが、眼の疲れがひどい場合もぜひ一度ご相談ください。